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Sourceからのbuild (Windows)

必要なソフトウェアのインストール

ライブラリ類のインストール

  • c:\proj\bin
    再配布可能DLL:
    • libpng13.dll, libpng13d.dll(PNGライブラリ)
    • MFC71.dll, MFC71u.dll (MFC)
    • msvcp71.dll, msvcr71.dll (VCランタイム)
    • zlib1.dll (libz for PNG)
    • libfftw3f-3.dll (FFTW ver3.1.3)
  • c:\proj\include
    インクルードファイ類:
    • db.h (BerkeleyDB)
    • png.h, pngconf.h, zconf.h, zlib.h (PNGライブラリ)
    • fftw3.h
    • freetype (FreeType ver.2.2.1)
  • c:\proj\lib
    インポートライブラリ+staticライブラリ:
    • libdb40s.lib, libdb40sd.lib (BerkeleyDB ver 4.0, static library)
    • libpng13.lib, libpng13d.lib (PNGライブラリ version 1.3)
    • zdll.lib (libz for PNG)
    • libfftw3f-3.lib (FFTW ver3.1.3)
    • freetype221.lib (FreeType ver2.2.1, static library)

これらをまとめたものを、以下からダウンロード出来ます:
http://prdownloads.sourceforge.net/cuemol/cuemol-buildsetwin-1.1.0.187.zip?download

必要なライブラリ類もソースからビルドする場合

BerkeleyDBはversion 4.0系でないとコンパイルが通らない(最新版も×). このページの真ん中辺から,4.0.14を落としてドキュメントにしたがってビルド.

libpngは1.3以外ではうまくいかなかった.(libzととのバージョン不整合?)

FFTWはhttp://www.fftw.org/からダウンロードできる。

FreeTypeはhttp://www.freetype.org/からダウンロードできる。

環境変数の設定

  • コントロールパネルのシステムから、PATH環境変数に
    c:\proj\bin
    を加える。(再起動かログオフが必要?)

VS.NETの設定

  1. ツール→オプション、ダイアログ左で「VC++ディレクトリ」を選ぶ
  2. 右上の「ディレクトリを表示するプロジェクト」で「実行可能ファイル」を選び、
    • 「c:\proj\bin」と,
    • InnoSetupのisccのあるディレクトリ
    • ActivePerlのperl.exeのディレクトリ「c:\Perl\bin」を追加する
  3. 「インクルードファイル」を選び、「c:\proj\include」を追加する
  4. 「ライブラリファイル」を選び、「c:\proj\lib」を追加する

CVSからチェックアウト

Cygwin等のコマンドライン版CVSを使用する場合

  • Anonymous (pserver)
     cvs -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/cuemol login 
     cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/cuemol co cuemol 
  • 特定ユーザー (ssh)
     setenv CVSROOT XXXXX@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/cuemol
     setenv CVS_RSH ssh
     cvs -z3 co cuemol 

setenvは.cshrcなどに書いておけばよい。

WinCVSを使用する場合

WinCVSを使う場合は、「WinCVS preferences」の、「Checkout text files with the Unix LF」を「ON」にする

  • Anonymous (pserver)
    1. メニューRemote→Checkout module
    2. CVSROOTを設定。
  • 特定ユーザー (ssh)
    1. メニューRemote→Checkout module
    2. CVSROOTを設定。以下のようにすればよい。
       :ssh;username=XXXXX;hostname=cvs.sourceforge.jp;privatekey='秘密鍵へのパス';version=1:/cvsroot/cuemol

以下、c:\proj\cuemolにチェックアウトしたとして説明する。

プロジェクトの設定とビルド

  1. c:\proj\cuemol\winbuild\cuemol.slnを開く
  2. ソリューションエクスプローラーのツリーから、cuemolプロジェクトを選択
  3. ToolBarのソリューション構成からDebugかReleaseを選ぶ
  4. 「ビルド」→「ソリューションのビルド」でビルド

VS.NETのIDEからの実行

  1. コンテキストメニューで、cuemolプロジェクトのプロパティーを開く
  2. 左上の「構成」コンボボックスで「Debug」を選ぶ
  3. デバッグ項目を選び、「コマンド引数」の項目に「/cf $(ProjectDir)\sysconfig_debug.xml」を設定
  4. 左上の「構成」コンボボックスで「Release」を選ぶ
  5. デバッグ項目を選び、「コマンド引数」の項目に「/cf $(ProjectDir)\sysconfig.xml」を設定
  6. Menu 「デバッグ」→「開始」などから実行する.

Version番号を自動増加させつつインストーラーも生成する

  1. マクロエクスプローラーを開く
  2. MyMacrosを開き,デフォルトで在るModule1をダブルクリックするとVBのIDEが起動
  3. VBのIDEのプロジェクトエクスプローラで,MyMacroのコンテキストメニューを出す
  4. コンテキストメニューの追加を選び,c:\proj\cuemol\winbuild\ReleaseBuild.vbを追加する
  5. VBのIDEを閉じて,VS.NETのマクロエクスプローラーから,先ほど追加したReleaseBuild下のReleaseBuildを選択.コンテキストメニューから実行を選ぶ(ダブルクリックでもOK?).
  6. ビルドが開始され,完了後version番号が増加され,さらにビルドが行われる.最終的にcuemol\winbuild\output下にsetup.exeが生成される.

Sourceからのbuild (UNIX)

今のところ、UNIX版ではGUI等が使用できない。

必要なソフトウェアのインストール

以下のライブラリーが必要ですが、なくてもビルドできます。 FedoraCoreやDebianなどLinuxでは、既にインストールされている場合もあります。

BerkeleyDBに関しては,バージョンが色々あり,バージョンによってコンパイルが 通らないことが多々ある.兎も角もビルドしたい場合は,いかにも示すように --with-db=noオプションでconfigureスクリプトを実行しDBを 使わないようにすればよい.

あと、CVSからチェックアウトしたソースでビルドする場合や、 開発のためにautomake/autoconf関連ファイルを編集・ビルドする場合は

  • autoconf (version 2.59 以降)
  • automake (version 1.9.6 以降)
  • libtool (version1.5.22 以降で動作確認済み)

も必要となる(通常は不要)。

あと,QScriptの文法(yaccsrc.yxx, lexsrc.lxxで定義)を変更する場合は bison (version 1.35以降)とflex (version 2.5.4)が必要. 特に,最近のlinuxのdistributionについてくるflexは2.5.3x等になっているが, それだと生成したC++ファイルがWindowsでコンパイルが通らなくなるので注意.

CVSからのチェックアウト

CVSの使用

 cvs -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/cuemol login 
 cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/cuemol co modulename 

CVSからチェックアウトしたソースでビルドする場合は、 configureスクリプト等がないので生成する必要がある。 正しいバージョンのlibtool, autoconf, automakeをインストールし、 cuemol/src以下で以下のコマンドを実行する必要がある。

$ aclocal
$ libtoolize
$ aclocal
$ automake -a
$ autoconf

configureの実行

cuemol/src以下で以下のコマンドを実行する。

./configure --with-icc[=options] --disable-debug --prefix=<install先指定> --with-modules=<moduleを列挙> [--with-db=no]
--with-icc
Intel C Compilerを使用する場合. optionsでicc/icpcへわたすoptionを指定できる。
--disable-debug
デバッグ表示をしない(通常デバッグしない場合は指定する)
--prefix
インストール先を指定する。指定しないと/usr/localになる。
--with-modules
ビルドするモジュールをカンマで区切って指定する。以下が指定可能。指定しないと、molstrのみ指定したことになる。
  • molstr
  • molvis
  • denmap
  • symm
--with-db=no
BerkeleyDBを使用しない場合に指定する.

Intel compilerを使用する場合

例えば--with-iccに以下のオプションを指定する

 --with-icc="-ip -O3 -Ob2 -xW -tpp7 -static -cxxlib-icc"
-ip
Procedure間最適化
-O3
最大限の最適化
-xW
Pen4ファミリーでしか実行できないコード生成(他のプロセサで実行する場合は変更する必要あり)
-tpp7
Pen4ファミリーの命令セットを使用した最適化
-static
スタティックリンク
-cxxlib-icc
icc/icpc付属のC++ standard libraryを使用する

ビルドとインストール

$ make
$ make install

実行

$ cuetty

引数に何も指定しないと、インタラクティブにスクリプトを実行するモードになる。

$ cuetty [script]

引数にQScriptファイル名を指定すると、そのスクリプトが実行される。


Last-modified: Mon, 17 Nov 2008 01:25:03 JST (5854d)