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プロパティー(Property)についてCueMolに登場するオブジェクトのうちいくつかには, プロパティーという概念があります. プロパティーは特にレンダラーにおいて重要です. プロパティーは,文字通りそれを所有するオブジェクトの性質を決めるものです. プロパティーの取得と設定QScriptで,あるレンダラー$rendの,"foo"というプロパティーを取得する場合は, $value = $rend.getProp("foo"); と記述します. 逆に,あるレンダラー$rendの,"foo"というプロパティーを整数値'1'に設定する場合は, $rend.setProp("foo", 1); と記述します. ただし,以下に該当する場合は例外が発生します.
ただし,整数・実数間では自動型変換が起こるので,実数プロパティーに整数値を設定しても問題ありません. サブプロパティー (Sub property)プロパティーの中には,さらにその内部にサブプロパティーをもつものがあります. 例えば,tubeレンダラーはsectionというプロパティーを持っていますが,sectionはその内部にwidth, tuberなど, 断面の形状に関するさまざまなプロパティーを持っています. サブプロパティーを設定・取得するには,ドット表記を用います. $value = $rend.getProp("section.width"); 上記の例では,"section"のサブプロパティーである"width"を取得しています. ところで,"section"プロパティー自体はTubeSectionという型を持っていますが,この型はQScriptでは扱えません.このように,QScriptでは扱えない型を持つプロパティーでも,そのサブプロパティーは設定・取得できるわけです. |