cuemol2/ObjRendCopyPasteCueMol: Molecular Visualization Framework |
Object・Rendererなどのコピー・ペースト機能CueMol2 2.0.1.145以降では,Object,Renderer,Cameraを同一SceneあるいはSceneをまたいでコピー・ペーストできます. RendererのコピペRendererをクリップボードにコピーし,Objectにペーストする機能です. 同じ設定のRendererを複数のobject等で使用したい場合などに使用すると便利です. まず,SceneパネルでRendererの項目を右クリックすると,Rendererのコンテキスト・メニューが表示されますが, その中からCopyを選ぶと,対象とするRendererがクリップボードにコピーされます. 上図の例では,分子Object 1CRN.pdbのリボン表示Renderer ribbon1をコピーした場合です. そして次に,貼り付ける先のObjectの項目を右クリックしてObjectのコンテキスト・メニューを表示させ, その中からPaste Rendererを選ぶと,対象とするObjectにRendererがクリップボードからペーストされます. 上図の例では,Object 1QRA.pdbに先ほどのリボン表示Renderer ribbon1をペーストしようとしています. ペーストすると,上図のようにコピーしたribbon1が追加されます.分子ビューの方にもリボンモデルが表示されます. 貼り付ける先のObjectは,同じシーンでも別のシーンのものに対しても可能です. ただし,無効なObjectにペーストした場合,エラーになりペーストは行われません. 例えば,電子密度のRenderer (contour)を分子(MolCoord型のObject)にペーストしようとしても, エラーになります. Rendererの名前は,重複する名前のものがない場合はコピー時と同じになりますが, 既に同じ名前のものがある場合は,「copy1_」などの文字が付くようになります. Objectのコピペ同様に,Scene中のObject (分子MolCoord,電子密度DensityMapなど)をクリップボードにコピーし, 同じあるいは異なるSceneに対してペーストする機能です. 同一Scene中で同じObjectを複数使用したい場合や,別のSceneからObjectを複製してきたい場合などに使用すると便利です. まず,SceneパネルでObjectの項目を右クリックすると,Objectのコンテキスト・メニューが表示されますが, その中からCopy Objectを選ぶと,対象とするObjectがクリップボードにコピーされます. そして次に,貼り付ける先のSceneの項目を右クリックしてSceneのコンテキスト・メニューを表示させ, その中からPasteを選ぶと,対象とするSceneにObjectがクリップボードからペーストされます. 以下は,新規作成したSceneに分子Object 1CRN.pdbをペーストした例です. ObjectがRendererを有する場合は(下図の例ではribbon1)それらも含めてコピー・ペーストされます. Objectの名前は,重複する名前のものがない場合はコピー時と同じになりますが, 既に同じ名前のものがある場合は,「copy1_」などの文字が付くようになります. Cameraのコピペ同様に, Cameraをクリップボードにコピー・ペーストする機能です. 同じ設定のCameraを複数のScene等で使用したい場合などに使用すると便利です. |