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Tube renderer
Tubbe rendererは蛋白質や核酸の主鎖を滑らかなチューブでつないで表示するrendererです.
Tubeには以下のような設定項目があります.
Tube断面形状の設定
Sectionは,tubeの断面の形状に関する設定項目です.
- Type
- 断面の形状を指定する.設定内容はribbonと同じなので,cuemol2/RibbonRenderer#helix_sectionを参照してください.
- Detail
- 断面のポリゴン分割数を指定する.大きい値を指定するほど細かく分割されて表示がきれいになるが,描画スピードは低下する.Rendering後の画像で角ばったように見える場合は,後述Axial detailとともに増加させると解消される.
- Width1, Width2
- Tubeの太さをÅ単位で指定する.Width1で横方向,Width2で縦方向の長さ(半径)を指定する.
左はWidth1 (0.5 Å)>Width2 (0.1 Å),右はWidth1 (0.1 Å)<Width2 (0.5 Å)の場合.(Typeはelliptical)
- Sharpness
- 設定内容はribbonと同じなので,cuemol2/RibbonRenderer#helix_sectionを参照してください.
Puttyの設定
PuttyはB-factorなどのパラメータに応じてtubeの太さを変える表示設定です.
パラメータの最大値で太さがHigh scale倍に太くなり,最小値で太さがLow scale分の1に細くなります.その間の値を持つ部分については連続的(線形補間)に変化します.
以下のような設定項目があります.
- Mode
- Offはputtyを使用しない(太さ一定に).Linear, Scalingはtargetに指定したパラメータに応じて太さを変化させるputty modeになる.
- Target
- 太さを変化させるターゲットを指定する.B-factorかOccupancyを選べる.
- Low scale
- パラメータの最小値における太さのscaling値.最小のパラメータを持つ残基の部分でtubeの太さがLow scale分の1に細くなる.defaultだと1/3に細くなるようになっている.
- High scale
- パラメータの最大値における太さのscaling値.最大のパラメータを持つ残基の部分でtubeの太さがHigh scale倍に太くなる.defaultだと3倍に太くなるようになっている.
その他の設定
そのほか,以下のような設定があります.
- Axial detail
- Smoothness
- Smooth color
- Pivot atom name
- Start/End type
いずれもribbon rendererの類似の設定と同じ意味を持ちますので,詳しくはcuemol2/RibbonRenderer#common_settingsを参照してください.