cuemol2/Anim_BasicCueMol: Molecular Visualization Framework |
アニメーションこのセクションではversion 2.1.0.241以降で導入された アニメーション作成機能について説明します. Sample scene fileが以下からダウンロードできます.
アニメーション・パレットCueMol2.1以降では,以下のようなアニメーション・パレットがサイドパネルに追加されています. 表示されていない場合は,メニューの「Window」→「Panels」→「Animation」で表示させることができます. 通常,新規作成したシーンは,上図のように項目が空で,何もアニメーションがない状態になっています. アニメーションの追加新たにアニメーションを追加する方法を,単純スピン・アニメーションを例にとって説明します. まず,適当なPDBファイルを開いてリボン表示をさせてください. この例では,Lysozyme (1QIO)を使用していますが,それ以外でも構いません. そして,画面をLysozymeの中心に持ってきておきます. 次に,アニメーション・パレットの「+」ボタンを押すと, 下図のようにドロップダウン・メニューが表示されます. そこから,Simple spinを選びます. アニメーションの設定アニメーション(Simple spin)の追加を行うと,以下のようなSimple spinの設定ダイアログが表示されます. 共通設定アニメーションの設定には,共通設定と,個々のアニメーションに特有の設定があります. DialogのCommon settingsの項目は,他のタイプのアニメーションにも共通な設定項目です. ここでは,共通設定について説明します.
時間の指定時間の指定は,すべて下図のようなウィジェットで行いますが, 一番左の桁から「時間(hour)」,「分(min)」,「秒(sec)」,「ミリ秒(msec)」を指定します. ですので, 0:0:1.23 と指定した場合は,1.23秒ではなく,1秒23ミリ秒=1.023秒という事になります. Simple spin特有の設定DialogのSimpleSpin settingsの項目は,Simple spin特有の設定項目です.
設定の意味は以上のようになっていますが, ここはまずすべて初期値のままでOKボタンを押してください. すると,下図のように,パレットに追加されたアニメーション項目が表示されます. 以上で作成したシーンは, lyso_simplespin1.qscからダウンロードできます. アニメーションの実行次に,作成したアニメーションを実行してみます. ツールバーの上にあるタブのうち,Animationというのをクリックすると, Animation ribbon (アニメーション再生UI)が表示されます. 各ボタン等の役割を以下で説明します.
以上のAnimationバーを使用して再生を行うと, 以下のyoutube動画のようになるはずです. アニメーション項目の設定再変更以上でY軸周りに1周回転するアニメーションができましたが, アニメーションの設定を変更したい場合は,アニメーションパネルから該当項目(この場合はSimpleSpin1しかない)を選び,ダブルクリックします. すると,上記で説明した設定ダイアログが現れ,回転角度などの設定を変更できます. 例えば,1回転が1秒は速すぎるというなら,設定ダイアログでDurationを例えば5秒(0:0:5.0)に変更して, 再度再生してみてください.5秒かけて1周するように変わるはずです. |